投資の概念

特に投資経験が浅い方には、機械的株式投資がお薦めです。しかし、銘柄選別の情報量を増やし、得た情報を咀嚼できれば情報量が多い分、事業評価に基づく投資が効率いいです。というか、事業評価に習熟すると、自然と機械的投資は卒業すると思います(私も初めは半機械的投資を行い、徐々に事業評価に基づく投資に移行しました)。

ですが、その前に投資とは何か?について述べたいと思います。以降で述べる考え方は、株式投資のみでなく、あらゆる投資に応用可能です。事実私は、株式のみならず、Webサイトにも相当額を投資してます。投資比率は、株式:Webサイト=4:1ぐらいです

私にとっては、投資対象が株式かWebサイトかの違いに過ぎません。しかし、それら投資を行う上での根本的な考えは一緒です。

Webサイト投資は株式投資の縮図

理屈を述べる前に、まず私のWebサイト投資の事例を述べたいと思います。

私は10近くのWebサイトの買取り実績があり、それらサイトで月20万円以上の利益が出てます。総投資額約200万円なので、利回り100%程度です。

(画像公開終了)

では、私はいかにしてWebサイト投資で儲けてるか?手順は極めて単純です。

  1. ネット広告のクリック率が低そうなサイトを見つけて
  2. Webサイトを買って
  3. 広告の掲載位置を変える
  4. 後は放置。

種明かしすれば、これだけで特殊な知識は要りません。細かいことを言えば、HPのコンテンツに独自性があるか?HPの更新は頻繁に行わず良さそうか?コスト度外視で趣味で作ったから他の人は同じことをやらないだろうとか(結構重要)、は考えます。

Webサイトはサイト売買の仲介業者で購入します。私がよく利用する業者は、サイト・キャッチャーというサイトです。このサイトの売却案件の一覧を見ると、売買交渉希望者(買い手)は平均数人程度で、10人以上の買い手がつくのは稀と分かります。

上記事例のポイントは以下です。

  1. 売買参加者間で知識・経験・情報量は全く異なる。たとえば、売手がネット稼業未経験のこともある。
  2. 売買参加者は極めて少数である。

株式投資でも全く同じことが言える。

同じことが株式投資でも言えないでしょうか?たとえば、あなたは○×業界について、その業界の専門家より詳しいですか?あるいは、あなたは東証に上場する全銘柄を売買対象にして、日夜銘柄研究をしてますか?ある銘柄を積極的に売買する意欲がある投資家はほんの一部でしょう。

Webサイト投資ではあるサイトの売買参加者が具体的に数値で出ます。その数値は、(恐らく)Webサイト投資家の1%にも満たないと思います。株式投資でもある銘柄の売買参加者を数値で示したらどうなるか?結果は、Webサイト投資と同じになると思います。

私がそう考える理由は、調査コストにあります。Webサイト投資でも株式投資でも全サイト(あるいは全銘柄)を調査すると、調査コストが膨大になります。そのため、投資では必然的にある売買対象の積極的な売買参加者は極端に少なくなる傾向が生まれます。株式投資の例で言えば、某大手外資証券が主要に調査する日本株は300社程度に過ぎない、というデータもあります。

投資参加者間で投資情報・知識量に大きな差がある、売買対象の積極的な売買参加者は極端に少なくなる傾向がある、これが投資では当たり前です。投資でうまくいくためには、

  1. 投資対象を正当に評価する知識をつけ
  2. 調査スキルを身につける

これらが大事になります。これらが他の投資家よりも有利になる源泉です。

しかし正直、これらは一朝一夕で身に付くものではありません。事実、私も経営大学院で教科書として扱うような書籍を何冊も読みましたし、銘柄分析の有料メルマガを2年以上続けて、強制的に毎週3~5時間は銘柄調査してました(というか、それ以前に自分の投資でも結構やってましたが。たとえば、中国株3銘柄投資するのに40~50時間調査していた)。その中で調査スキルや調査に対する考えも大分磨かれました。

「やっぱ、楽には儲けられないな。株式投資は止めようかな。」と思う方もいらっしゃるでしょうが、そういう方は、まず機械的株式投資から取り組むのがいいかと思います。そして徐々に事業評価の知識と調査スキルを身につけ、事業評価に基づく株式投資に移行するのが良いかと思っています。

2012年2月18日

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