since 99/10/20 専用サイトへLogin
       
 ■ 機械的な投資と普通の投資
機械的株式投資法
「低PER銘柄を買う」戦略
「高ROE銘柄を買う」戦略
「高配当利回り銘柄を買う」戦略
「低PBR銘柄を買う」戦略
「低PSR銘柄を買う」戦略
普通の投資
はじめに:20年以上の連続増益
事業の継続性
十分な調査で確度を上げる
経営者を重要ファクターと捉えない
ブランド論(1)
ブランド論(2)
ブランド論(3)
スイッチングコスト
小売・サービス業の事業素質
小売業等分析
資本政策の評価
WindowsとQWERTY配列
企業評価に慣れる
有価証券報告書の読み方
銘柄選択の要諦


書籍等の購入はamazonで。

事業の継続性

2007/6/9

 会社の事業を評価する要素は様々あると思います。 しかし、多くの場合、最もウエイトが高くなるのは、事業の継続性(扱っている商品・サービスに継続的な需要があるか)のはずです。事業の継続性が判断できれば、事業評価は65%ぐらい終わっ たといってよいぐらいです。


 はじめに例として、事業に継続性があるのと、そうでないのをいくつか列挙します。

 

項番 カテゴリ 事業例
1 継続性のある事業 食品、塾サービス、ポータルサイト、医薬品
2 継続性のない事業 鉄鋼、マンション分譲(良い用地はいつか枯渇する)、機械



 上表は例を示しているに過ぎません。食品会社はいいとか、鉄鋼業者はダメと述べていません。食品にも需要に継続性がないのはあるでしょう。鉄鋼にも継続性があるのが存在するかもしれません。要は、継続性があれば、事業の種類は問いません。


 以下、事業の継続性の判断がどうして重要かを書きます。


1章    投資では事業が失敗する可能性に細心の注意を払うべき。

 皆さんは、定性分析をなんのためにやるでしょうか(というか、ほとんどの人は定性分析をしないと思いますが)?私は確実な投資対象を見分けるために定性分析をします。
 

 ベンチャーキャピタリストも同様と思います(よく知らないけど)。ベンチャーの8〜9割ぐらい(詳しい数値を私は知らない)は潰れます。キャピタリストは、ベンチャーについてあれこれ調べ、潰れなさそうな会社を選定しようとします。


 なぜ、キャピタリストは会社を調査し、確実な投資対象を選定することに拘るか?理由は、こうだと思います。要は、事業利益の期待値ではなく、失敗する可能性に目を向けて下さい。利益の期待値が高くとも、失敗する可能性も高い場合、連続して何度か失敗してしまえば、資金を失います


 継続的な投資活動をするため、投資では、事業が失敗する可能性に細心の注意を払うべきです。


 ベンチャーキャピタリストのアプローチ(?)をとるのが、投資でも合理的と私は思います。


2章    継続性がある事業は失敗しにくく、評価も楽。

 では、失敗しない事業を知る手がかりは何か?有力な手がかりの一つに、事業の継続性が挙がると思います。


 要は、いくら商品が良かろうが、経営者が優秀であろうが、商品・サービスの需要が落ちれば赤字転落です。逆に、何もかもダメでも、需要が安定していれば、毎期必ず利益が上がります。


 また、事業に継続性がないと、事業評価の様々な場面において、評価が非常に困難となります。たとえば、次のことが起こりえます。
 

  • (極端な例ですが)ある期は多額の経常利益が上がるが、次の期は赤字になる(業績のブレが大きくなる)。業績見通しが立ちづらくなる。

     
  • 事業拡大の計画に関し、信用度が落ちる。すなわち、継続的に利益が上がることが見込めないので、将来、事業拡大の資金が捻出できるかわからなくなる。計画がどれほど達成できるか検討がつかなくなる。

最後に

 公開されている資料やその他の情報源から企業情報を入手しても、完全な企業評価は難しいかもしれません。アクセスできる情報源から、十分な企業情報が入手できるとは限りません。


 いくら調べても、「この事業は絶対成功する(失敗する)」とまではわからないと思います。知れるのは、成功(失敗)しそうな大凡な可能性と思います。


 継続性がない事業は、この可能性すらほとんどわかりません。継続性がない事業に投資するのは、サイコロ振って、投資しているのとほとんど一緒です。投資では、事業の継続性には細心の注意を払うべきです。


 



  REFIGHTの毎号1銘柄分析 Premium (有料メルマガ)
投資系メルマガの最高級誌を目指しています。経営学の専門書を読むような方を読者層と考えています(サンプル>>)。専門的知見からビジネスモデルを分析します。

隔週で企業レポートを1社分提供します。レポートは専用サイトにアップロードします。有料メルマガ内で、レポートのアップロードと同時に専用サイトへのIDとPassもお届けします。毎月25日、売買の都度、ポートフォリオも公開しています。

月210円、隔週日曜発行(より詳しい説明>>)。



 

トップへ戻る