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資本政策の評価 2002/7/5 会社の経営的な部分で一番重視すべきものは、資本政策である(と私は確信する)。具体的に言えば、内部留保をROEの高い事業につぎ込んでいるか、どうかが一番大事である(自分にとって)。 単位株主資本あたりから上がる利益が一定だとし、ある年度で上がった利益をすべて、自社の事業に再投資するとすると、利益は毎年、(1+ROE)倍になる。n年後には利益は、(1+ROE)n倍である。稼いだ利益を不採算な事業(ROEの低い)につぎ込む会社とそれを採算の良い事業に投資している会社では、n年後の利益の差は莫大なものとなる。 ただし、見かけ上はROEが高くても、その(見かけ上)ROEが高い会社は、ROEの高い事業とそれが低い事業とを営んでいるコングロマリオット企業である可能性がある。その会社がROEの高い事業で稼いだ利益を、ROEの低い事業に投資し続けたとしたら、どういうことが起こるか?この会社の利益は、(1+見かけのROE)倍で進歩しない。ROEが高い会社をただ単に選ぶだけでは不十分である。資本政策もきっちり見る必要がある。 経営者や資本政策以外の経営方針を見るのも大事かもしれないが、一番大事、というか、経営方針の評価でかなりのウェイトを占めるのは、資本政策の評価である(と自分は確信する)。 経営者や資本政策以外の経営方針が良くても、資本政策がダメな会社には、自分は投資したいと思わない。
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