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     事業分析のため、経営学の知識が役に立ちます。しかし、ビジネス関連書籍は毎年多数の出版があり、書籍購入を迷うことも多いでしょう。  


     以下はの私の購入基準(1〜3)です。参考にして下さい。  

     
     
       
    1. 論文の寄稿集の購入は控えたほうがよい。  

        寄稿集として、たとえばHarvard Business Review Anthology) (単行本)があります。しかし、寄稿者の研究レベルにバラツキがあるように思います。これらを読んでも効率よく知識が吸収できるとは思えません。  


       
    2. 十分な調査の裏付けの元、書籍が執筆されていること。  

        経営学関連の書籍によくありがちですが、少数のサクセスストーリー(事例)のみ取り上げ、著者が性急に結論を出すことがあります。  

       
        経営学に限らず、どの分野でもそうと思いますが、このような著者は信用するに値しません。多種多様なケースについて、自分の理論の検討を怠っているため、理論の精緻化が十分でありません。  

       
        書籍を購入しても無駄遣いとなるだけです。  

               
        同様のことは金融理論にも当てはまります。少数の事例(「ほとんどのアクティブ・ファンドが市場平均以下の成績」とか)に注目して、"市場は効率的"との結論を支持します。


        しかし、「低PER効果はどうか?バフェット等の投資成績は偶然か?日経平均が3ヶ月で30%以上変動したのはどうしてか?」等の理論と整合しない状況について、学問として積極的に追求する姿勢をとりません。既存理論を微修正するのみです。結果、理論の精緻化は成されません。


        このような学問は信用するに値しない、学ぶ価値もありません。同様のことが社会科学の多くの研究にも言えます。  
       

       
    3. 著者の研究レベルが高いこと  

        研究レベルが低いと、著者の理論の精緻化が十分でなく、誤った(事実と違った)結論を導きます。この傾向は社会科学の多くの研究に見られると思います。良い例が効率的市場仮説です。少数の事例のみに注目し、"市場は効率的"との理論を概ね支持します。  

       
        また、事実に反することを主張することも多々あり害悪です。書籍購入を検討するなら、著者の研究レベルが高いことが必須と思います。  


       
    4. 日本人著者の書籍は購入しないほうが良い  

        毎年、多くの人が米国の経営大学院に留学していることからもわかるように、経営学の研究では日本は相当遅れています。はっきり言って、日本人著者の本にはロクなものがありません。  

       
        予算も少ないので、十分な調査も行わず、テキトーなこと書いてるだけです。  




      上記基準に照らして書籍を選別して下さい。購入に値する書籍は非常に少数なことに気付くはずです。

 



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