M&A

M&Aが活発な産業とそうでいな産業があります。前者としては、ドラッグストア業界や鉱山業界です。しかし、鉱山業界でM&Aが盛んになったのは、2000年代に入ってからです。

ある産業でM&Aで盛んなのに別の産業ではほとんどない。あるいは、昔はM&Aなどなかったのに近年はM&Aが非常に多くなっている。これらの現象に共通する根本原因はなんでしょうか?今日は、これについてです。

まず、M&Aというのは資本活用の一形態に過ぎないということです。会社が業績を伸ばす際に取り得る一手段に過ぎません。たとえば、会社が利益極大化を図る方法について、以下が挙がります。

  • 自社の事業を拡張する
  • 新事業を始める
  • M&Aする

恐らく、他にもあるでしょう。

要は、これら利益極大化手段のうち、上位の選択又がM&Aになった際、ある会社がM&Aを試みます。あるいは、その会社が属する産業でM&Aが活発になります。

以下で鉱山業界を例に説明します。

昔は鉱山業界ではM&Aは大してありませんでした。M&Aに資金を使うよりも新鉱脈発見に資金を投じたほうが効率良かったからです。

しかし、2000年代に入ると状況が変わりました。

要は、(経済的価値のある)新鉱脈発見し尽くされ、新鉱脈発見に資金を投じても見返りが非常に少なくなっている。ならば、既に鉱脈を発見済みの競合他社を買収したほうがてっとり早く業績を伸ばせるわけです。産業の環境の変化でM&Aが活発になった例です。

あるいは、ドラッグストア業界だと既存の競合他社が好条件の立地を抑えており、ドミナント展開済みのことも多い。すると、この既存他社に真っ向う勝負を挑んでも赤字になり兼ねない。ならば、その既存他社をM&Aしたほうがよいわけです。

ドラッグストア会社の社長のコメントとか読むと上記のことがよくわかります。

ただポイントは、利益極大化手段のうち、上位の選択又がM&Aになるか否かだと思います。

2012年2月27日

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