事業調査総論

事業調査の時間が長ければ、株式投資で有利なのはもちろんです。ですが、我々はフルタイムで事業調査を行える訳でなく、短期間で効率的に行いたいです。

ところで、私は過去に株式投資の有料メルマガを運営していました。毎週1社の事業分析レポートを配信するメルマガです。1社の事業分析に平均約4時間かかりました。配信数は100を超えます。メルマガ運営や今までの株式投資の経験で事業調査のスキルもかなり磨かれました。

あるとき私は、情報調査力のプロフェッショナルという本を本屋で立ち読みし、経営コンサル会社が雇うビジネスリサーチャーの事業調査の手法を知りました。そしてなんと、ビジネスリサーチャーの調査の考え・手法が私のとほぼ同様でした。やはり調査の効率を追求すると行き着く結論は同じとなるようです。

事業調査の手法を本サイトで説明したいと思います。重要な点を箇条書きすると

  • 調査スキルを磨く
    • 調査の手順と考え方を理解する
    • 事業調査に有用な調査資料は何かを知る
    • 調査資料を素早く見つけるスキルを磨く
    • 網羅思考より仮説思考
  • 調査資料を咀嚼する知識を身につける
  • 事業調査特有の落とし穴に気をつける

となるかと思います。

調査スキルで調査時間は何倍も変わります。きちんとした調査を経ずに投資すれば、結果はギャンブルです。また、「自分の知っている会社に投資しよう」という株式投資の迷信がありますが、あんなのはデタラメ。調査で判明した事実を下に、投資可否を客観的に判断する。という当たり前のことをやればいい

あと、自分が事業分析をする専らの理由は、優れた事業を掘り出そうとする、というよりは、ダメな事業、利益予測が難しい事業への投資を避ける、という消極的理由です。住宅購入前は、誰でも「この住宅って欠陥住宅だったら嫌だな」って考えると思うが、それと同じ発想ですね。

なお、所謂プロと呼ばれる人種(証券アナリスト等)は、特定分野に博学ではありますが、必ずしも調査スキルがある訳ではありません。事業分析の基礎知識と調査スキルは別物と考えて下さい。

2012年4月26日

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